ボールを受け取ったら、自分の両隣がサッとしゃがむ。「両隣しゃがみパス」は、輪になってパスを回しながら、自分が動く番を見極めるボール遊びです。
キャッチする人だけでなく、ボールを持っていない子にも出番があるのが面白いところ。「次は誰にパスが来るかな?」と周りを見ながら、みんなで動きのタイミングを合わせて楽しめます。
ここでは、参考動画の動きをもとに、学童で取り入れやすい遊び方を紹介します。
どんな遊び?
みんなで輪になり、ボールを1個使ってパスを回します。ボールを受け取った人は立ったまま、その人の左右の隣にいる2人がしゃがみます。
次の人へパスが渡ると、しゃがむ人も交代します。自分にボールが来たときはキャッチし、隣に来たときはしゃがむ、という切り替えを楽しむ遊びです。
| 項目 | 学童で取り入れる場合の目安 |
|---|---|
| 対象 | 小学生。初めての子にはゆっくりしたパスから |
| 人数 | 6人以上を目安に、全員の動きが見える人数で |
| 時間 | 5〜10分程度から |
| 場所 | 人との間隔を取れる平らな場所 |
| 用具 | 受け止めやすい柔らかいボール1個 |
準備するものと並び方
ボールを1個用意し、全員が内側を向いて輪になります。隣の子がしゃがんだり立ったりしても、体や腕がぶつからない間隔を空けましょう。
まずは自分の左右の隣が誰かを確認します。先生が1人ずつ指して、「この子がボールを持ったら、誰がしゃがむ?」と練習すると、役割を理解しやすくなります。
ボールは、子どもが両手で扱いやすい大きさ・重さのものを選びます。初回は遠くまで強く投げなくても届く輪の広さにしてください。
まずは図解で、ボールを受け取る人と、しゃがむ両隣の2人を確認してみてください。

両隣しゃがみパスの基本ルール
1.最初の1人がボールを持つ
全員が立った状態から、最初にボールを持つ人を決めます。その人の左右の隣にいる2人がしゃがみ、最初の形を確認しましょう。
ボールを持つ本人は立ったままです。
2.立っている人へ、取りやすいパスを出す
ボールを持っている人は、しゃがんでいない人を1人選び、優しくパスします。最初は相手の名前を呼び、目が合ってから投げる方法がおすすめです。
しゃがんでいる両隣へ投げるのはなしにします。受け取る人の胸あたりを目安に、両手で受け止めやすいボールを送ります。
3.受け取った人の両隣がしゃがむ
次の人がボールを受け取ったら、その人の左右の隣にいる2人がしゃがみます。前のボール保持者の両隣にいた人は、新しくしゃがむ役でなければ立ち上がります。
同じ子が続けてしゃがむ役になる場合もあります。自分が「今ボールを持っている人の隣かどうか」で判断してください。
この説明では、ボールが相手の手に渡ったときに、しゃがむ人が交代する形にそろえます。まずはボールを受け取るたびに一度止まり、姿勢を確認してから次のパスへ進みましょう。
4.同じ流れでパスをつなぐ
ボールを持っている人が、次の立っている人へパスします。「キャッチした人は立つ・その両隣がしゃがむ」という形を繰り返しましょう。
子どもに伝える説明例
「ボールを取った人は立ったまま。その人の両隣がしゃがむよ! 次の人が取ったら、しゃがむ人も交代。ボールを持っている人は、立っている人へ優しくパスしよう。」
説明した後に、先生を含む数人で実際に動いて見せます。ボールを受け取る役と、その隣でしゃがむ役を、練習でそれぞれ経験できると理解しやすくなります。
ミスしたときの進め方
ボールを落としたり、しゃがむ人を間違えたりしたら、いったんストップします。ボールを持つ人の両隣を確認し、正しい姿勢になってから再開しましょう。
基本の遊び方は脱落なしにすると、慣れていない子も繰り返し参加できます。ボールが転がったときは、全員が一斉に追いかけず、先生の合図で近くの1人が拾います。
学童で盛り上げる工夫
キャッチが苦手な子には、距離とボールを調整する
遠い相手へのパスにこだわらず、取りやすい距離で遊びます。柔らかく、両手で扱いやすいボールを使い、パスの速さも落として練習してください。
特定の子だけにパスが集まらないようにする
同じ数人だけで回すと、ほかの子のキャッチの出番が減ります。「まだ受け取っていない子にも回そう」と声をかけ、いろいろな相手へつなげます。
人数が多いときは輪を分ける
人数が増えて輪が広がると、パスの距離も長くなります。全員の様子を見られる大きさに分け、それぞれの輪にボールを1個ずつ用意しましょう。
アレンジルール|みんなで連続成功に挑戦
基本の動きに慣れたら、全員で「連続10回成功」などの目標に挑戦します。
キャッチと両隣のしゃがみが両方できたら1回成功です。最初は3回、次は5回と、集団の様子に合わせて目標を増やしても構いません。
途中で間違えたら、いったん姿勢を確認して数え直します。速さを上げるより、全員が役割を判断できるテンポを優先しましょう。
安全に遊ぶためのポイント
- 隣同士がぶつからない間隔を取る。
- 顔を狙ったり、強く投げつけたりしない。
- しゃがんでいる人へパスを出さない。
- しゃがむときは、その場でゆっくり膝を曲げる。前へ飛び込まない。
- 床が濡れていないか、周りに荷物や段差がないか確認する。
- 膝を曲げる動きが難しい子には、その場で両手を頭に載せるなど、別の合図へ変更する。
止まる合図も先に決めておきます。先生が止めたら、次のパスを出さずに動きを止めましょう。
パスする人も、両隣の人も楽しもう
両隣しゃがみパスは、ボールを受け取る動きと、隣の状況に合わせてしゃがむ動きを組み合わせた遊びです。最初はキャッチのたびに一度止まり、慣れてから少しずつパスをつなげてみてください。
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参考動画内のアカウント表記:@MIHO.BEASTARS。本記事の画像・図解は独自に作成し、遊び方は学童向けに整理しています。















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