アメリカンドッジボールは、ボールに当たってアウトになると、相手チームに加わるドッジボールです。この記事で紹介するのは、外野を置かず、当たるたびに所属チームが変わる遊び方。5分を目安に行い、終了時に人数が多いチーム、または相手全員を仲間にしたチームが勝ちです。
学童や小学生のレクリエーション向けに、基本ルールと安全面の工夫を紹介します。
私の児童クラブでは、全学年・10名以上で実施しました。相手チームへの移動に最初は戸惑いも見られましたが、続けるうちに展開の速さを楽しむ姿が見られました。後半では、その実体験と1年生・上級生のペアルールを紹介します。
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🎯 対象年齢・人数・準備物
- 対象学年:筆者の実施経験は全学年(小学1〜6年生)。学年差に応じてルールを調整
- 人数:筆者は10名以上で実施。最少人数を示すものではなく、会場や見守り体制に合わせて調整
- 準備物:ドッジボール(スポンジボール推奨)、ビブス(チーム分け・目印用)
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学童で実際に使っているスポンジボール
私の学童では、モルテンの「ソフトスポンジボール16cm(STS16)」を実際に使っています。低学年でも扱いやすいと感じているボールです。子どもの手の大きさや遊び方に合わせて選んでください。
柔らかいボールでも、顔や頭を狙わず、近距離から強く投げない約束を確認して遊びましょう。
まずは3ステップ図解で遊び方の流れを見てみましょう。

📝 アメリカンドッジボールの基本ルールと遊び方
アメリカンドッジボールは、基本的にはドッジボールの応用ですが、「外野なし」「相手チームに吸収される」という点が大きく異なります。- 制限時間は5分が目安
- アウトになった人は相手チームに加わる
- 外野なし
- 制限時間終了時に人数が多いチーム or 相手を全員吸収したチームが勝ち
始める前にそろえる判定と、移動中の扱い
同じ名前でも細かな判定が違うことがあるため、次の3点を実演してから始めます。
- 当たったとき:直接当たった場合と、床で跳ねてから当たった場合を区別し、どちらをアウトにするか決めます。
- キャッチしたとき:捕れたらセーフにするか、キャッチもアウトにするかを統一します。
- 終了時:人数が同じなら引き分けにするなど、同数の場合の扱いも確認します。
移動を確認するための進行案:アウトの合図が出たら一度投球を止め、移動先と仲間を確認してから再開します。移動中の人には投げません。ビブスを使う場合も、投球を止めてから交換します。これは進行を分かりやすくするための提案です。
この「相手チームに加わる」というルールが、ドキドキとスリルを生み出します!⚠️ 安全面での工夫
- 必ずスポンジボールを使用(特に低学年がいる場合)
- 投げる強さを意識するよう声かけ
- 「思いやりプレー」の大切さを伝えてから始める
🧠 遊びの中で使う動きと、支援員が見たいこと
この遊びでは、ボールの位置を見る、投げる・避ける、移動後の仲間を確かめるといった動きがあります。以下は活動を見るポイントと声かけの提案で、能力向上を測定した結果ではありません。
- ボールと周囲を見る:ボールだけを追って仲間にぶつかりそうになっていないか、移動できる間隔があるかを見ます。
- チームの変化を確かめる:相手チームへ移った後は、誰が仲間になったかを確認する時間を取ります。戸惑っている子には、進行役が移動先を示します。
- 投げる強さを調整する:近距離で強く投げない、顔や頭を狙わない約束を、開始前に具体的に伝えます。
- 声で伝え合う:パスの前に相手の名前を呼ぶ、移動する人に場所を知らせるなど、プレーを助ける声かけに目を向けます。
- 困ったら止まる:痛みや怖さがあるときは無理に続けず、進行役に伝えて休めるようにします。悔しさや痛みを我慢することを目標にはしません。
終了後に「チームが変わったとき、何に迷った?」と聞くと、次の説明で補う点を見つけられます。参加する子どもの様子に合わせて進めましょう。
児童クラブで実際にやった感想|全学年・10名以上で実施
私の児童クラブでは、小学1〜6年生の全学年を対象に、10名以上でアメリカンドッジボールを行いました。
始めは、アウトになった後に相手チームへ移ることに抵抗があるように感じました。しかし、続けていくうちにその抵抗がなくなり、子どもたちはチームが入れ替わる展開を楽しんでいる様子でした。
スピード感があり、最後まで勝敗が分からないところが、この遊びのおもしろさだと感じます。遊びに慣れていく中で、子どもたちが楽しそうに参加する姿が見られました。
実践したアレンジ|1年生と上級生のペアルール
異年齢で遊ぶときには、1年生と上級生をペアにし、どちらかがアウトになったら2人とも一緒に相手チームへ移るルールも取り入れました。
- 1年生と上級生でペアをつくり、同じチームで参加します。
- ペアのどちらかがアウトになったら、もう1人も一緒に相手チームへ移ります。
- 移動先でもペアで参加を続けます。
このルールでは、上級生が1年生を守ってあげようとする姿が見られたのが良かったです。一緒にチームを移る約束が、ペアの相手を気にかけながら遊ぶきっかけになっていると感じました。
ペアルールを取り入れるときの配慮
ここからは実施時の配慮としての提案です。ペアだからといって手や体をつないで動く必要はありません。それぞれが動ける間隔を取り、服を引っ張ったり、無理に体を入れて守ろうとしたりしないよう、始める前に確認しましょう。
相手チームへの移動に戸惑う子には、急いで慣れさせようとせず、ペアで一緒に移る流れを確認します。ペアルールでは一度に2人が移るため、参加人数に合わせてチームの人数差にも目を配ってください。
✅ まとめ
- ドッジボールに少しルールを加えるだけで新鮮な遊びに!
- チームが入れ替わるスピード感と、最後まで分からない勝敗が魅力
- 安全配慮と支援員の声かけで、全学年で楽しめる
















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