ティーボールは、ティーに置いたボールを素手で打ち、本塁・1塁・3塁の三角ベースで楽しむゲームです。
ベースボール5を低学年の子どもたちと行ったとき、「手に持ったボールをうまく打てない」という場面がありました。そこで、野球のティーバッティングのように、止まっているボールを打つ形に工夫しました。
実際に遊ぶと、低学年も打ちやすくなり、試合がテンポよく進むようになりました。この記事では、あそびラボで行ったティーボールのルールと、実践して感じたことを紹介します。
あそびラボのティーボールとは?
ここで紹介するのは、ベースボール5をもとに、低学年でも遊びやすいように工夫した独自ルールのゲームです。
バットは使わず、ティーに置いたボールを素手で打ちます。塁は本塁・1塁・3塁の3か所。打者も塁上の走者も、1回の打撃で進めるのは次の塁までにしています。
ゲームが生まれたきっかけ
低学年でベースボール5を行った際、難しかったのが打撃でした。自分で手に持ったボールを、もう片方の手でうまく打つことができず、打撃のところで試合の流れが止まってしまう場面がありました。
「ボールを打って、塁を走る楽しさを味わってほしい」。そこで取り入れたのが、ティーにボールを置く方法です。止まっているボールをねらえるようにすることで、低学年でも打ちやすくしました。
ティーボールに必要な道具
- 素手で打つためのボール
- ボールを置くティー
- 本塁・1塁・3塁の目印
- ファールラインと、本塁前のファールゾーンを示す線や目印
実践では、少し大きめのボールを使いました。ボールを少し大きくすることで守備がしやすくなり、プレーがつながりやすくなりました。
コートの作り方と走る順番
本塁・1塁・3塁を三角形になるように配置します。2塁は設けません。
走る順番は、本塁 → 1塁 → 3塁 → 本塁です。本塁に戻ると1点が入ります。
また、本塁の前にはファールゾーンを設けます。ファールラインとあわせて、どこがファールになるかを始める前に全員で確認しましょう。

ティーボールの基本ルール
| 項目 | ルール |
|---|---|
| 打撃 | ティーに置いたボールを素手で打つ |
| 塁 | 本塁・1塁・3塁の三角ベース |
| 進塁 | 打者も塁上の走者も、1回の打撃で次の塁まで |
| 得点 | 走者が本塁に戻ると1点 |
| アウト | 野球の基本的なアウトと同じ。ファール3回でもアウト |
| ファール | 通常のファールに加え、本塁前のファールゾーンも適用 |
| フライ捕球時 | 打者はアウト。走者は元の塁に戻る。タッチアップはなし |
| 攻守交代 | 2アウトで交代 |
1.ティーに置いたボールを素手で打つ
打者はティーに置いてあるボールを手で打ちます。自分でボールを持って打つ必要がないため、ボールを打つ動作に取り組みやすくなります。
2.進めるのは全員1つ先の塁まで
打者は、打ったら1塁を目指します。塁にいる走者も、1回の打撃で進めるのは次の塁までです。
- 打者:本塁から1塁まで
- 1塁走者:1塁から3塁まで
- 3塁走者:3塁から本塁まで
遠くへ打球が飛んでも、続けて2つ先の塁へ進むことはできません。
3.野球の基本的なアウトに加え、ファール3回でもアウト
アウトの取り方は、野球の基本的なアウトと同じです。たとえば、打球を地面に落ちる前に捕る、フォースプレーで走者より先にボールを持って進塁先の塁に触れる、塁を離れている走者にボールを持ってタッチする、といったプレーでアウトを取ります。
さらに、このゲームではファールを3回した場合も打者がアウトになります。
ファールは通常のファールに加え、本塁前に設けたファールゾーンも対象です。
4.フライを捕られたら、走者は元の塁に戻る
フライを守備側が捕ったら打者はアウトです。塁から離れていた走者は、元の塁に戻る必要があります。
タッチアップはありません。捕球後に次の塁へ進むことはできません。
5.2アウトで攻守交代する
2アウトになったら、攻撃と守備を交代します。交代までの区切りが短いため、攻撃と守備がテンポよく入れ替わります。
実際に遊んだ感想|低学年も打ちやすく、試合が盛り上がった
ティーに置くことで「打つ」がしやすくなった
実際に行ってみると、低学年の子どもたちも、ティーに置いてあるボールなら打ちやすくなりました。
ベースボール5では打撃が難しく、試合が止まりがちだった場面も、ティーを使うことで流れがよくなりました。打球が飛ぶと、走る、捕る、投げるという次のプレーが生まれ、ゲームが動き出します。
子どもたちが打ちやすい方法に変えることで、試合全体が盛り上がったと感じました。
少し大きめのボールで守備もしやすくなった
ボールを少し大きめにしたことも、遊びやすさにつながりました。守備がしやすくなり、打つ側だけでなく、守る側もプレーに関わりやすくなりました。
打ちやすさと守りやすさがそろうことで、ゲームのスピードも上がります。プレーが次々につながるので、やっていても、見ていても楽しいゲームになりました。
子どもたちへの説明例
「ティーに置いたボールを手で打つよ。走る順番は、1塁、3塁、ホーム。1回打ったら、進めるのはみんな1つ先の塁までです。ファールは3回でアウト、2アウトで交代するよ。フライを捕られたら、走っていた人は元の塁に戻ろう。フライを捕った後に次の塁へ進むタッチアップはなしだよ!」
最初に塁を順番に回り、1回の打撃でどこまで進めるかを確かめると、走塁のルールを共有しやすくなります。
子どもの姿に合わせて、打つ・走る・守るを楽しもう
今回のティーボールは、低学年の「手に持ったボールをうまく打てない」という姿から生まれました。
ティーにボールを置くこと、少し大きめのボールを使うこと、三角ベースで進塁を1つずつにすること。こうした工夫で、低学年も参加しやすくなり、試合がテンポよく進むようになりました。
子どもたちの実態に合わせて道具やルールを工夫することで、打つ楽しさだけでなく、走る楽しさや守る楽しさも味わえる活動になりました。
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学童の活動を探すなら、レクリエーションの紹介や、外遊びの紹介も参考にしてください。















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