「前!」「青!」「右!」。合図を聞いて、線をまたいだり、指定された色のコーンの方へジャンプしたり。ライン反応ゲームは、決められた言葉に合わせて体を動かす運動遊びです。
同じ場所で取り組めるので、長い走路を作らずに楽しめます。最初は2種類の合図から始め、慣れたら色や左右の動きを加えてみましょう。
ライン反応ゲームとは?
床の線を基準に立ち、先生が出す合図に合わせて動く遊びです。前後へ線をまたぐ動き、色のコーンの方へジャンプする動き、左右へ移動する動きを組み合わせます。
大切なのは、合図を最後まで聞いてから動くこと。周りの子をまねるだけでなく、自分で聞いて選ぶ面白さがあります。
| 項目 | 学童で取り入れる場合の目安 |
|---|---|
| 対象 | 小学生。合図の数と動きを調整して実施 |
| 人数 | 1人から。複数人では1人分ずつ動く場所を確保 |
| 用具 | 床用テープ、1人につき赤と青のコーン各1個 |
| 場所 | 滑りにくく、手足を動かす余裕のある平らな場所 |
| 時間 | 1回20〜30秒程度から。途中に休憩を入れる |
準備するものと並べ方
床に線を作る
施設で使える床用テープで、基準となる線を作ります。体育館の既存のラインを使っても構いません。向きをそろえ、全員が先生を見られるように並びます。
線をまたぐために、床から浮いたロープや棒を置く必要はありません。足が引っかからない、平らな目印で始めましょう。
前に赤、後ろに青のコーンを置く
この記事の遊び方では、自分の前方に赤、後方に青のコーンを1個ずつ置きます。コーンは方向を示す目印です。小さくジャンプしたときに、コーンへ足が当たらない距離に置きます。
青の合図では、青いコーンのある後ろ側へ小さくジャンプします。始める前に後ろの着地場所を確認し、大きく跳びすぎないようにしましょう。
柔らかい用具を選び、コーンを踏んだり飛び越えたりしない配置にします。
左右にも動ける場所を空ける
左右へ1歩動いて戻る場所と、前後へジャンプして着地する場所を確保します。隣の子と実際にゆっくり動いてみて、手足やコーンが重ならないか確認しましょう。
人数が多い場合は、交代で少人数ずつ行います。
まずは図解で、コーンの配置とジャンプした後の待ち方を確認しましょう。

ライン反応ゲームの合図と動き
まずは、次の対応を全員で確認します。線の前後は、先生の方を向いた状態を基準にします。
| 合図 | 動き |
|---|---|
| 前 | 線の前側へ両足を移す |
| 後ろ | 線の後ろ側へ両足を移す |
| 赤 | 前方の赤いコーンの方へ小さくジャンプし、着地した場所にとどまる |
| 青 | 後方の青いコーンの方へ小さくジャンプし、着地した場所にとどまる |
| 右 | 自分の右へ1歩動き、元の位置へ戻る |
| 左 | 自分の左へ1歩動き、元の位置へ戻る |
「前」「後ろ」は、その側へ移ったところで次の合図を待ちます。「赤」「青」もジャンプして着地した場所にとどまり、次の合図を待ちます。赤・青のジャンプ後に元の位置へ戻る必要はありません。「右」「左」は、1歩動いた後に合図を受けた位置へ戻ります。
すでに線の前側にいるときに「前」と言われたら、そのまま待ちます。「同じ合図でも毎回反対側へ移る」というルールとは混ぜず、言葉が示す位置を確かめましょう。
赤・青の基本動作は、指定された色のコーンの方への小さなジャンプです。跳ぶことが難しい子は、その方向へ1歩移動する方法に替えて参加できます。
ライン反応ゲームの基本ルール
1.線の後ろ側で構える
先生の方を向き、自分のコーンと左右の空間を確認します。膝を軽く緩め、無理のない姿勢で待ちます。
2.まずは「前」「後ろ」だけで練習する
先生は1つずつ合図を出し、全員が動き終わるまで待ちます。「前→後ろ→前」とゆっくり進め、線のどちら側へ行くかを覚えましょう。
先生と子どもが向かい合うと、見た目の前後が逆になります。「みんなから見て前だよ」と、実際の場所を指して説明すると伝わりやすくなります。
3.慣れたら「赤」「青」を加える
「赤」なら赤いコーンの方へ、「青」なら青いコーンの方へ、小さくジャンプします。着地した場所にとどまり、次の合図を待ちましょう。コーンは方向を示す目印なので、触る必要はありません。
最初は赤・青の位置と着地場所を確認し、ゆっくりジャンプする練習を行います。全員が着地し、その場所で姿勢が安定してから次の合図を出しましょう。
4.最後に「右」「左」を加える
左右は、子ども自身から見た向きにそろえます。分かりにくければ、練習中は右側に印を置いても構いません。
速さを上げる前に、「右へ動いたら元へ戻る」ところまで確認します。前後、色、左右を一度に教えず、できる合図を少しずつ増やしましょう。
5.短い時間で止めて休憩する
20〜30秒ほどを目安に区切り、全員の様子を確認します。疲れている子がいれば、合図の数を減らしたり、見学や合図役へ交代したりできます。
先生の「ストップ」では、その場で動きを止めます。ジャンプ中は安全に着地し、次の動きへ進まずに止まることを最初に共有してください。
間違えたときと勝敗の決め方
初めてのライン反応ゲームでは、間違えてもそのまま参加できるルールがおすすめです。いったん正しい場所へ戻り、次の合図から再開します。
慣れてから勝負にする場合は、例えば「合図を10回出し、正しく動けた回数を数える」と決めます。速く動いた順ではなく、対応する動きができたかを確かめましょう。
先生が判定しきれない人数なら、組を分けます。同じ回の参加者には同じ合図と待ち時間を使い、途中で採点方法を変えないようにします。同点は同点で終了して構いません。
ライン反応ゲームを低学年でも楽しむ工夫
合図を2種類に絞る
「前・後ろ」または「赤・青」だけでも遊べます。まずは自分で聞いて動けることを大切にして、6種類すべてを使うことを目標にしすぎないようにします。
色と一緒に場所も伝える
赤と青の区別が難しい場合は、「前の赤」「後ろの青」と場所を添えます。コーンに丸と星などの印を付け、「丸」「星」で遊ぶ方法もあります。
着地して構える時間を取る
次々に声をかけると、着地する前に次の動きが始まってしまいます。赤・青の合図では「ジャンプ→着地→その場で構える」を見てから、次の合図を出してください。
歩く動きでも参加できるようにする
線をまたぐ動きも、色のコーンの方へジャンプする動きも、片足ずつ踏み替える方法に変更できます。本人が安定して取り組める方法を選びましょう。
アレンジ|みんなで10回成功チャレンジ
脱落させず、同じメンバーで10回の合図に挑戦します。間違えたら動きを確認して続け、最後まで取り組んだら全員で拍手をしましょう。
子どもが合図役になる場合は、先生が横につき、全員が動き終えて構える時間を取れるように手助けします。最初は使う合図を2〜4種類に決めておくと進めやすくなります。
安全に遊ぶためのポイント
- 隣の子の場所へ入らず、自分専用のコーンを使う。
- コーンを踏む、蹴る、強くたたく動きはしない。
- 後ろへ大きく跳ばず、移動先を確認して足を動かす。
- コーンの手前に着地できる空間を取り、コーンへ飛び乗らない。
- 床用テープの浮きや、床の滑りを確認する。
- 全員が着地して姿勢が安定してから次の合図を出し、速さを上げすぎない。
- ぶつかりそうになったり、用具がずれたりしたら全員を止める。
よくある質問
合図は英語で言う必要がある?
日本語で構いません。まずは「前・後ろ」「赤・青」「右・左」で対応を覚えましょう。英語を使う場合も、最初に意味と動きを確認します。
間違えたら抜けるルール?
この記事では、間違えても正しい位置へ戻って続ける方法を基本にしています。短い回で区切ると、練習と再挑戦をしやすくなります。
赤と青の場所は変えてもいい?
変える場合は、全員を止めて置き直し、新しい配置で練習してから始めます。1回の途中で突然入れ替えることは避けましょう。
コーンが足りない場合は?
少人数ずつ交代するか、施設で使える床の目印へ指さす遊び方に変えられます。全員が1個のコーンを取り合う形にはしません。
合図を聞いて、自分で動きを選ぼう
ライン反応ゲームは、短い合図と小さな動きを組み合わせて楽しめる運動遊びです。まずは2種類から始め、慣れたら色や左右の合図を加えてみてください。
動けた速さだけでなく、「よく聞いてから動けた」「間違えても戻って再開できた」といった場面にも声をかけながら楽しみましょう。
ほかの運動遊びも楽しもう
合図を見て動き出す遊びには、変則スタート鬼ごっこもあります。コーンとフープを使う運動遊びなら、プランクでコーン運びも紹介しています。
参考元
Instagram:@NOCO.PERFORMANCE「In-Out-Blue-Red-East-West」の動きを参考に、学童向けに構成しています。日本語の合図と動きの対応、勝敗、時間は、本記事の実施ルールです。
















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