合図でコーン取りゲームは、先生の声を聞いて動きを切り替える2人組の遊びです。「右回り!」「頭!」「膝!」。合図を聞いて動いていると、今度は「青!」。指定された色のコーンを、相手より先に取れるかな?
合図でコーン取りゲームは、2人で向かい合い、場所の入れ替えや体へのタッチをしながら、色の合図でコーンを取る遊びです。
合図によって動きが変わるので、コーンを取りに行く速さだけでなく、最後まで聞いてから判断する面白さがあります。この記事では、小学生・学童で取り入れやすいルールを紹介します。
合図でコーン取りゲームとは?
2人の間に低いマーカーコーンを置き、先生の合図で動きます。右回り・左回りの合図では、コーンの周りを半周して、相手と場所を入れ替えます。
「頭」なら自分の頭、「膝」なら自分の膝へ手を添えます。そして「青」などの色が出たときだけ、指定されたコーンを取りに行きます。
コーンを取れたら、その回は終了。引っ張り合わず、置き直して次の勝負を始めましょう。
| 項目 | 学童で行う場合の目安 |
|---|---|
| 対象 | 小学生。最初は少ない合図から |
| 人数 | 2人1組。複数組でも実施可能 |
| 道具 | 柔らかい低いマーカーコーン。基本例は青・白各1個 |
| 場所 | 2人がすれ違い、止まれる広さのある平らな場所 |
| 勝敗 | 指定色のコーンを先に取れた人が、その回の勝ち |
| 練習 | 歩いて場所を入れ替え、合図ごとの動きを覚える |
合図でコーン取りゲームで使う色・合図の対応や判定は、学童で進めやすい実施ルールの一例です。
合図でコーン取りゲームの準備と並び方
2人の中央に、低いコーンを置く
青と白のマーカーコーンを1個ずつ用意し、2人の中央へ少し離して並べます。重ねず、それぞれの色を見て選べる配置にします。
2個とも、どちらの子からも無理なく手が届く位置に置きます。硬いコーンや背の高いコーンではなく、柔らかく低い用具を使いましょう。
コーンの反対側に向かい合って立つ
合図でコーン取りゲームを始めるときは、2人がコーンを挟んで向かい合います。手を伸ばしたときに相手の顔へ当たらず、回り込むときにも十分な間隔を取れる位置にします。
近すぎると、場所を入れ替える際に接近しやすくなります。始める前に大人と一緒に歩き、通り道を確認してください。
ほかの組との間も空ける
複数組で遊ぶ場合は、コーンの周りを回っても隣の組の場所へ入らないようにします。取り損ねたコーンが転がっても、そのまま別の組へ追いかけません。
先生は全員の動きが見える場所に立ち、聞き取りやすい声で合図を出します。
合図でコーン取りゲームの合図と動き
| 合図 | 動き |
|---|---|
| 右回り | コーンの周りを時計回りに半周し、相手のいた場所へ移る |
| 左回り | コーンの周りを反時計回りに半周し、相手のいた場所へ移る |
| 頭 | 自分の頭に両手を添える |
| 膝 | 自分の膝に両手を添える |
| 青 | 青いコーンを取る |
| 白 | 白いコーンを取る |
| ストップ | 動きを止め、次の指示を待つ |
「右回り」「左回り」は、上から見た時計回り・反時計回りにそろえます。先生がその場で道を指し、2人が同じ回転方向へ進む見本を見せましょう。
向かい合った2人が、それぞれの右側へ横に1歩動くだけの説明と混ぜないようにします。1つの回る合図で行うのは半周です。移動先で止まり、再び向かい合って次の合図を待ちます。
3ステップの図解で、合図と動きを確認しましょう。

合図でコーン取りゲームの基本ルール
① 合図の動きを、勝負なしで練習する
合図でコーン取りゲームに初めて挑戦するときは、「頭」「膝」だけで練習します。頭や膝へ強くたたきつけず、手を添える程度で構いません。
次に、コーンを取らずに右回り・左回りを練習します。2人とも歩いて半周し、移動先で止まれることを確認しましょう。
② 先生の合図を最後まで聞く
先生は「頭→膝→頭」など、1つずつ合図を出します。全員が動き終わるまで待ってから、次の言葉を伝えます。
初めは立った姿勢で待って構いません。低い姿勢を保ち続けたり、その場で跳び続けたりする必要はありません。
③ 回る合図が出たら、半周して場所を替える
右回りなら時計回り、左回りなら反時計回りへ進みます。コーンを飛び越えず、中央を横切らず、外側の道を通って入れ替わります。
同じ方向の合図が続く場合もあります。1回ごとに止まり、次の合図を聞いてから動きましょう。
進む向きが分からなくなったら、2人とも止まります。相手を避けようとして急に逆向きへ走らず、先生と道順を確かめて再開します。
④ 色の合図が出たときだけコーンを取る
先生が「青」と言ったら青、「白」と言ったら白のコーンを取りに行きます。頭・膝・回る合図では、コーンには触りません。
色の合図は、2人が移動を終えて、止まっているときに出します。走りながら急にしゃがんで取りに行く形にはしません。
取るときは片手でそっと持ち上げます。コーンへ飛び込む、相手の手を払う、体で押しのける動きはなしです。
⑤ 取れたら終了し、コーンを置き直す
正しい色を先に取れた人が、その回の勝ちです。ほぼ同時に持った場合は引き分けにし、引っ張り合いません。
2人が落ち着いてからコーンを置き直し、向かい合って次の回を始めます。例えば「3回勝負」など、短く区切って交代すると進行しやすくなります。
合図でコーン取りゲームの説明例
「頭って言ったら、自分の頭に手を置こう。膝なら、自分の膝だよ。右回り・左回りは、コーンの外を半分回って場所を交代! 青か白を言ったときだけ、その色のコーンを取ってね。同時に取ったら引っ張らず、引き分けにしよう。」
回る向きは言葉だけで説明せず、最初に大人が歩いて見せます。子どもにも歩いて動いてもらい、全員が分かってから勝負へ進みましょう。
間違えたときの扱い
| 場面 | 進め方の例 |
|---|---|
| 頭・膝を間違えた | 正しい場所へ手を置き直し、そのまま続ける |
| 回る向きを間違えた | 2人とも止まり、歩いて位置を整える |
| 色以外の合図でコーンに触れた | いったん止め、置き直して再開する |
| 違う色を取った | 得点には数えず、正しい色を確認する |
| 同時につかんだ | 引き分けにする |
| コーンが隣の組へ転がった | 関係する組を止め、大人が回収する |
合図でコーン取りゲームの初回は、間違えた子を抜けさせずに続けます。勝敗を細かく付ける前に、合図と動きを結び付ける練習をしましょう。
学童で楽しむための工夫
最初は体へのタッチと、色1つから
「頭」「膝」「青」の3種類だけでも遊べます。青いコーン1個を置き、頭と膝の合図では触らず、青の合図で取ります。
慣れたら白を加え、最後に場所の入れ替えを加えると、覚える動きを段階的に増やせます。
英語の合図にも変更できる
日本語の対応を覚えてから、右回りを「ライト」、左回りを「レフト」、頭を「ヘッド」、膝を「ニーズ」、青を「ブルー」に替える方法もあります。
英語を知っていることが参加条件にならないよう、先に意味と動きを確認します。左右の英語も、この遊びで決めた回り方に対応する合図として使います。
色だけで分かりにくい場合は、形の印を付ける
青に丸、白に星などの印を付け、先生が「丸」「星」と言う方法に変更できます。見分ける手がかりを、子どもが分かりやすいものにそろえましょう。
取り合いが難しい場合は、専用コーンを使う
接触が続く場合は、1人ずつ専用のコーンを置き、合図の色を正しく取れたかを確かめる遊びへ替えます。相手と同じ物を奪い合わず、同じ合図に挑戦できます。
合図でコーン取りゲームの安全ポイント
- 2人が回ってもぶつからない広さを取る。
- 歩く速さで始め、入れ替わったら必ず止まる。
- 回っている途中に色の合図を出さない。
- コーンを踏む、飛び越える、投げる動きはしない。
- 相手の手をたたいたり、コーンを引っ張り合ったりしない。
- 膝に触れるときは無理に深くしゃがまず、安定した姿勢で行う。
- 負けた子をたたくなどの罰ゲームは設けず、次の勝負へ切り替える。
先生は、合図を速く出すことより、全員が動き終わる時間を取ることを大切にします。混乱したときは止まり、1種類ずつ練習し直しましょう。
合図をよく聞いて、動きを切り替えよう
合図でコーン取りゲームは、場所を入れ替える動き、自分の体に触れる動き、色を選んで取る動きを組み合わせた遊びです。
まずは少ない合図から始め、聞いてから動く流れを楽しんでみてください。回る向きや同時に取ったときの扱いを先にそろえると、説明や判定を進めやすくなります。
ほかの合図で動く遊びも探す
コーンを取り合わず、見えた色と同じ方へ横移動する遊びには、色合図サイドステップの遊び方もあります。場所や子どもの様子に合わせて選んでみてください。
参考元
Instagram:@FCBAYERNPATHWAYの、左右・体の部位・色の合図に合わせて動く活動を参考に、学童向けに構成しました。「合図でコーン取りゲーム」は本記事での呼び名です。合図の対応、青・白を離して置く配置、判定、段階的な練習は本記事の実施案です。















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